はじめに
私は先日, PHPConference Japan 2023 にて25分枠の登壇をさせていただきました. カンファレンスでのセッション登壇(LT以外の枠)はこれが初めてでしたが, なんとか無事に終えることができました. 当日については以下がまとまっているので興味のある方は読んでみてください!
今回はアドベントカレンダーということでカンファレンスに登壇したい人に向けて登壇するまでのポイントを書いていきます.
とにかく登壇しまくる
脳筋かと思われそうですが, 意外と理に適っていると思っています.
プレゼンテーションを学ぶには発表をする回数・聞く回数を増やすことが必要です. そうすることによってグッドパターン・アンチパターンを学ぶことができます.
このうち, 聞く回数を重点的に増やすよりも話す回数を増やす方を意識した方が良いです. なぜならば, 発表する回数を増やすことで発表を聞く量が増えるからです.
当たり前といえば当たり前ですが, 勉強会やカンファレンスは発表をしている時間よりも聞いている時間の方が長いです. なので発表する回数を増やせば自動的に聞く回数も増え, 経験を培うことができるのです.
ではどのようにして発表機会を増やすのか, 最初の一歩としておすすめは仲間内で発表することです. 仲の知った間柄や小規模な勉強会であれば失敗してもダメージは少ないからです. そして, 成功すれば自信のつく契機になります. 学生であればサークルやゼミの仲間と社会人であれば趣味の仲間や同僚とやってみると良いのではないでしょうか.
最初の発表は短い方がおすすめです. 短い方がPDCAサイクルを回しやすいからです. 5分間で発表するLT(ライトニングトーク)から始めてみると良いと思います.
仲間内の発表で慣れてきたら勉強会に参加してみましょう. connpassやXで探せば登壇者を募集している勉強会があることに気づくと思います. 最初から登壇しなくても良いので足を運んでみましょう. 慣れてきたら勉強会でも発表してみましょう. 知らない人の前で発表するのは仲間内よりも緊張感があると思います.
このようにして発表機会を増やしていくことで人前で喋ることに対する抵抗が減っていくと思います. ここまできたらカンファレンスも近いです.
Point
- 質を増やすよりも量を増やすことを意識して場慣れをさせる
- LTでも全然OK
参考: ここ一年で登壇したカンファレンス・大きめの勉強会
3-6月にかけて週1-2回ぐらいのペースで勉強会に行っていました. 経験値を稼いだおかげでPHP Conferenceでは緊張することなく発表することができました.
- 03月 YAPC::Kyoto 2023 (
登壇
) - 05月 Logmi Tech LT大会 (
Youtube登壇
) - 07月 CTOA若手エンジニアコミュニティ勉強会 #3 (
登壇
) - 09月 ワンキャリアさん合同勉強会 (
登壇
) - 10月 PHP Conference Japan 2023 (
登壇
)
プロポーザルを通す
PHPをはじめとする国内のWeb系の言語のカンファレンスでは事前にプロポーザルという提案書を出すことが多いです. 詳細はForteeをみてもらうとわかりやすいですが, 自分の発表で何を誰に向けて話すかを書きます.
トークの長さはLT(5分), 15分-25分枠, 40-60分枠のうち2つは用意されていることが多いです. 一見LTが通しやすそうに感じるかもしれないですが, LTは応募者が多く必ずしも通しやすい訳ではないことに注意してください. 個人的には話たいことから決めてそれに必要な長さから選択するのが良いかなと思っています. (要出典)
で, 採択と非採択の数を比べるとわかるのですが, 大きいカンファレンスは倍率が高いです. 通すために個人的に考えていることとしては, 以下になります
- 題材はみんなが業務や趣味でやる訳ではない位のマイナーな話を深掘りして探す
- 自分がパンフレットを見た時に「面白そう」「(良い意味で)頭がおかしそう」「行こうかな」と思えるタイトルをつける
- 自分が興味持ちそうなタイトルなら目に留まるかもと思ってつけてます
- 打率はそこそこなので割と良いTipsなのではと思っています
- 誰に何を伝えるかはっきり決めておく
- 発表の根幹だと思っているので大切にしています
カンファレンスで会いましょう!
さて, 私の来年度のカンファレンスの予定ですが, 以下のカンファレンスで登壇予定です! ぜひ会場で握手しましょう!
PHP Conference Hokkaido
公式 HP
LT: プロポーザルに通したいのでプロポーザルのテキスト分析をします!
PHPerKaigi 2024
公式 HP